美濃和紙の工房へ

臨時休業させていただいた土曜と日曜で岐阜の美濃にいってきました。

岐阜にはお知り合いの作家さんや蔵元さんやお気に入りの窯元があって、
何度か寄らせていただいていますが、
今回は初めてお伺いする紙漉きの工房です。


高速道路が1000円だからと張り切って出かけました。
車で片道6時間の長旅でした~。


あ、運転はもちろんだんな様です。


道中てんやわんやありましたが、なんとか目的地に到着。
お伺いする先の保木さんが、待ち合わせていた美濃和紙の里会館まで
迎えに来てくださいました。


会館には和紙の歴史や各地の和紙の見本、作家さんによるオブジェなどが
飾られていて、すごく見ごたえがありました。
しかも専門家の保木さんがガイドをしてくださったおかげで、
工房に伺う前に和紙に関する浅い知識をすこし深めることができました。

でも、ぎゅっとつめこんだので、頭をふったら落っこちそうな感じでしたが・・・


保木さんは二年前にここで結婚式を挙げたそうです。
照れくさそうに、でも誇らしげに教えてくださいました。
お幸せなんですね~。


美濃和紙の里会館を後にして、工房へ。

工房は木造の一軒家でした。
中には紙漉きようの漉き船が二つ。

ひとつはステンレスのもの。もうひとつは舟を作る職人が作ったという木の桶。

楮という木の皮をはいで、天日に干してから煮てやわらかくしてから、
流水の中でチリ取りをします
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楮(こうぞ)は皮を剥いだだけではチリと呼ばれる、小さなカスがついていて、
それを手で丹念に取り除くのが大変そう。
これをとらずに紙にすれば、チリ紙ができるのだそう。

なるほど~。

その後たたいてこまかくしたものに、トロロアオイの根をあわせたものを
漉き船の水に合わせて材料はそろいました。

天井の梁に竹が4本つるしてあって、そこから紐が下がっていて桁という枠に
つながっています。
桁には簾(す)が挟んであってその細工の細かいこと!
簾を専門につくる職人さんもいるそうです。

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桁にも工夫がしてあって、原料の水分が均一に広がるように、
真鍮の支えの両端が少し下がるように微妙なカーブが施されているのです。

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縦に横にと桁を動かして、紙を漉きます。

これは腰に来そ~。
竹に紐がついて桁を支えているのは、この作業のためだそうです。

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出来上がった紙は一枚ずつ台の上に重ねていきます。
重ねても一枚ずつがくっつかないというからこれまた不思議~。

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その後板にのせて天日干しします。
いまはボイラー式の乾燥機もあるので、雨の日も大丈夫。


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今回お世話になった保木さんと松浦さん。
図々しく押しかけたわたしたちをとても暖かく迎えてくださいました。

いつか紅で作品展示をしてくださることを期待しております。

本当にありがとうございました。
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by cafemomi-blog | 2009-04-27 21:24 | momiの深呼吸